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ただのSFではない!映画・28日後

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こんにちは、Amazon primeにてこちらの映画を視聴しました。”28日後”


28日後

こちらの映画は、28時間後、28年後シリーズがあります。チンパンジーを使った動物実験で、致死的なウイルスを持ってしまったチンパンジー。何も知らない動物保護団体が、チンパンジーを救うため、研究所を襲撃します。研究員は抵抗しましたが、時すでに遅し。チンパンジーが逃げて世界中にウイルスが蔓延しました。一方、事故で入院していた主人公は、28日後に目が覚めると、人が全くいない大都会の光景が目の前に広がっていまいした。

おすすめ度★★

2000年代の映画にも関わらず、フィルムが80年代風のレトロなガビガビ?画質なので味があります。主人公のジムは、ヒョロっとしていて見目麗しいわけではないですが、なぜか見ているうちに魅力的に感じてきました。

主人公のジムは、なんとキリアン・マーフィー。全然気がつきませんでした。悪役のイメージが強いですが、こちらでは主人公を演じています。

ここからはネタバレありで感想を述べていきます。

血液感染するゾンビのような化け物。取り残されたほんの少しの人間、破壊されていく精神。仲間との喧嘩。地球全体の秩序が失われた時の弱者が直面する悲しい現実。ただのSF映画かと思って見ると、とてもショッキングな気持ちになります。この映画には、ミラジョボビッチのような最強戦士は出てこないし、救世主も出てきません。絶望の中で過ごす人間の感情がひしひしと感じられる映画です。とてもリアリティがあって、見た後は少し嫌な気持ちになります。スッキリする映画ではないのでおすすめ度は★★です。社会的な映画だなと感じました。

印象に残ったシーン

荒れ果てたロンドンの街

ガビガビな画質の映像の中、ついさっきまで人が活動していたはずの街が荒れ果てて、人がいなくなった描写は印象的でした。

絶望する主人公のジムの描写も共感できるものがあります。一人残された男「アイアムレジェンド」でも、誰もいない街の中、寂しく生存者を探す描写があります。アイアムレジェンドほど、そこの描写には時間をかけていませんでした。今回の場合は、序盤で男女の仲間ができます。

家族との合流

移動する中で、親子と遭遇します。彼らは、危険を犯してシグナルを送り、製造者を探していました。彼らの目的は、ラジオで流れてきた生存者を保護する施設に向かうこと。ただ、父親と少女だけで、感染者だらけの荒廃した街を進むのは非常に危険です。そのため、ジムとセレナに助けを求めました。父親のフランクはとても温厚で優しい娘思いの父親に思えました。ただ、目的地である施設にたどり着いても、救助隊は見えず、絶望に落ちひしがれていた姿、そして感染から銃殺までのシーンは胸を打たれました。

人間の醜さ

軍では、彼らを保護してくれますが、ジムやセレナが想像していた様子とはかけ離れていました。野蛮で感じが悪く、女性であるセレナや少女を揶揄います。彼らの目的は女性を抱くことだったのです。ジムや一部の軍人は、その野蛮な行動に抵抗しますが、部下の指揮が下がることを懸念した指揮官に拘束されてしまいます。戦争やテロの状況下、女性や子供が最も弱く、被害を被るのだと実感しました。それと同時に、世界が滅亡しそうな状況でも見ず知らずの女性を手に入れようとするのかと恐怖も感じました。映画では、女性が襲われるシーンはなかったので、気分が悪くならずに観ることができます。ただ、本来は助け合う筈の人言同士が、女性を巡って殺し合いをするのは社会の風刺的なものを感じました。

ジムは、ひょろっとして頼りない印象でしたが、セレナたちが拘束されると、急に覚醒します。軍人相手に戦い、殺すことができるのはちょっと驚きです。セレナのことが好きになってる描写はありましたが、命を捨ててまで助けるような深い関係ではなかったからです。

救助

最終的に、救助のヘリに向かってSOSサインを出すカットで終了します。軍に救助されても、彼らが平和に暮らせるのかは疑問です。この続編になるのが28週後、28年後のシリーズに繋がっていきます。まだ2作は視聴していないのですが、明るい未来は想像しにくいので、こちらも覚悟が必要そうです。

28週後は、ジェレミーレナーが登場するので期待しています。


ABOUT ME
める
はじめまして、めると申します。出会いから3か月で同棲をはじめ、交際1年目で結婚をしたアラサーサラリーマン夫婦です。 普段は会社員としてフルタイムで働いております。当ブログでは夫婦の日常をベースに食事・美容・生活に関する情報を発信しております。 今後ともあたかかく見守っていただければ幸いです。
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