要求品質…市場(顧客)が求めている顕在的、潜在的品質の総称。
設計開発/要求品質を実現するための製品・サービスおよびその提供プロセスをの詳細を定める。
プロセス
「インプットを使用して意図した結果を生み出す、相互に関連する又は相互に作用する一連の活動」
①プロセスのインプットは、通常他のプロセスからのアウトプット
例/設計のアウトプットが購買のインプット。
購買のアウトプットが生産のインプット。
プロセス管理
仕事の結果のみ追うのではなく、決められた条件の下で仕事を計画、実行し、そのプロセスに着目して管理すること。
★プロセス管理で実施すべき項目
①現状の仕事の仕組みを”改善”して、もっと良い仕事の仕組み・やり方に改めていく。
②”標準化”を重視し、良い仕事の仕組み、やり方にについて標準を作り、実施して良い成果を上げていく
③品質は、製造工程における自主保障で品質を作りこむ。
そのために、工程管理を確実に行う。
④結果をよくするためには、”結果を生むプロセス”を改善し、仕事の仕組み・やり方を改め、仕事の質、管理の質を向上させる。
品質と保証
”品質保証”(Quality Assurance)とは顧客に対して” ”( も含む。)の品質を請け負うこと、またはそのための活動。
製品(サービス)
★ISO9000による定義
①品質保証…品質要求事項が満たされるという確信を与えることに焦点を合わせた品質マネジメントの一部。
いわゆる補償とは別のもの
※販売後の一定期間、製品の補償の無料修理や不適合品の適合品との交換を約束すること。
★品質保証体系図
…品質保証の体系を分かりやすく図にしたもの。
★品質管理行程図(表)
…製品を製造する過程を詳しく流れ図または表にしたもの。
品質機能展開QFD(Quality Function Deployment)とは
製品に対する品質目的を実現するために、様々な変換および展開を用いる方法論。
JIS9025定義
品質展開
要求品質を品質特性に変換し、製品の設計品質を定め、各機能部品、個々の構成部品の品質、および工程の要素に展開する方法
ISO9025
技術展開
設計品質を実現する機能が、現状考えられる構成で達成できるかを検討し、ボトルネック技術を抽出する方法をいいます。
JISQQ9025
コスト展開
目標コストを要求品質又は機能に応じて項目を明確化する方法
JIS Q 9025
信頼性展開
要求品質に対し、信頼性上の補償項目を明確化する方法
JIS Q 9025
業務機能展開
品質を形成する業務を階層的に分析して明確化する方法
JIS Q 9025
DR、トラブル予測、FMEA、FTA
DRはトラブルの再発防止、未然防止のために組織的に行う品質保証活動の一環。
一人~数人の技術者の技術のみに依存するだけでは、新しい技術や未知の問題について手落ちが生じる恐れがある。よって、第三者の目を含め、設計段階で確認する設計審査を行う。
未然防止
実際に伴って発生すると思われる問題を設計段階で洗い出し、実際に発生しないようにそれに対する修正や対策を講じておく。
FMEA 故障モード影響解析
・滞在的な問題を見つけ出す
・故障モードがシステム全体や関連システムにどのように影響するかを表にして解析。
システムを構成する主要な部品・部位の故障モードがシステムに及ぼす影響について、1品ずつ評価・分析してシステムに発生する不具合を未然に防止する。
FTA 故障の木解析
・ある一つの故障の事象の要因を追求
・故障発生のメカニズムを系統図的に表したもの
製品安全・環境配慮・製造物責任
製品安全
顧客が製品を使用する際の安全を保障するために、安全な製品を工程で作りこむこと。
環境配慮
その製品・サービスが環境へ及ぼす影響を配慮して、製品・サービスに関する設計、製造、販売…を行うことが求められる。
製造物責任PL
製品の欠陥による被害に対して、製造業者らが負うべき損害賠償責任。
製造物責任予防
製造物責任問題発生の予防に向けた企業活動の総称。
製造物責任の原因となる事故の発生そのものを未然に防止するための活動としての製品安全対策(PS)と、製品事故発生後それによる損害を最小限にとどめるための責任防御(PLD)。
市場トラブル対応
苦情処理
苦情…製品または苦情プロセスに関しての、組織に対する不満足の表現。
クレーム
消費者が苦情や問題点、不満について購入先へ述べること。
苦情の中で、”修理、とk¥李加絵、値引き、解約、損害賠償”などの請求があるもの。
1.確認
品質管理行程図と、品質保証体系図の説明は?
①要求事項に関する情報収集、情報分析、設計、製造、販売、これに伴うサービスまですべて網羅。
②各製品ごとに材料・部品の供給から完成品として出荷されるまでの行程を図示し、各工程での管理項目、管理方法について表を使って明らかにしたもの。
2.
・あらかじめ発生が予測される問題を顕在化させ、事前に対策を講じておくことは重要。発生した問題に対して、その原因を追究して取り除く”①”
②設計段階でこの行動を効果的に行うには、過去に発生した問題を”②”に基づき整理し、多くの状況に汎用的に適用できる”③”な事項を摘出、活用していく方法を確立することが良作。→未然防止を行うためのモード解析”④”
①是正処置
②類似性
③共通的
④FMEA
※①是正処置には問題が発生した原因の追究と、その原因を取り除く処置を行い、再発防止を行うことが含まれる。
※QC検定3級受験準備コース(日本技能教育開発センター)引用